溺愛レッテル
「目が…」

真剣だった。

「目?」

「なんでもないわ」

よくわからなくなって口ごもる。

嶺からもらったネックレスを指に巻き付けたりしながら、その飾りを眺めた。

細いチェーンの先に、100円玉大の丸いプレートがぶら下がっている。

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