恋する人のための7つのラブストーリー
「誰だよ、お前!」


「そんなの君に名乗る理由なんてないよ。
ただ、君は間違ってる」


どうして
私の名前を知っているんだろう。

そう思った。

けれど助けてくれた。


「何だと!?」


「だってそのまんまでしょ?
他に理由があるのなら
その理由を言ってみてよ」


「はぁ!?」


戸惑っている男子に向かって
彼は笑った。


「言えないなら、イジメなんてやめたら?
君にイジメる権利なんてないよ」


男子は走って逃げて行った。

終わった。

これは
彼のおかげ。
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