恋する人のための7つのラブストーリー
「あの時の…っ」


「思い出した?
まさかこんな所にいるとは思わなかったよ」


変わらない。

だけど
少しだけ身長が伸びた。





「あら。
もう来ていたのね、――君」


先生が教室に入って来ると
みんなは静かに
席に着いた。

何もなかったように。


「紹介するわね。
○○市○○町から引っ越してきた――」


これから
ずっと一緒にいられる。

それが嬉しかった。

彼は私の恩人。

私の大好きな
たった1人の男の子。
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