恋する人のための7つのラブストーリー
結局は誰でも良かったんじゃないの?

それじゃあ
私はたまたま選ばれたの?


「そ、そうなんですか…」


「あ、1つだけ誤解しないでね。

あなたを選んだのは
七海君の指名なんだけどね」


七海君が…?

私を選んでくれた?

ずっと見てたってそういう事だったの?

こんな大勢の生徒の中で
私だけを選んでくれた?

何て
何て
幸せなんだろう。

私みたいな存在でも
気付いてくれる人がいる。

彼は太陽なのかもしれない。

影のような私を
照らしてくれる太陽。
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