イケメン御曹司の秘密
元御曹司と秘密の同棲生活
「バラしちゃったんだ」
「あぁ、騙す気もないしね」
久しぶりに学校に行くと、隼人が隠し子だという噂で持ちきりだった。
「と、いうわけで、俺も特待生。よろしく、先輩」
そう言う、隼人の表情は、晴れやかだった。
「よろしく」
差し出された手を握り返す。
「ところで、アルバイトしたいんだけど、何かいいバイト先ない?」
「・・・時給とかの希望は?」
「時給は、いくらでもいいけど、3000円以上だといいな」
「・・・じいちゃんのところに帰った方がいいよ。」
世間を知らなすぎる。