イケメン御曹司の秘密


「美香、あいつらに何か言った?」


いつの間にか、呼び捨てにも慣れた。


あいつらというのは、昼間の彼女達だろう。


名前は、確か・・・。


小林・・・佐藤・・・そんな感じの名前。


「アルバイトが一緒だって言っただけ」


そのアルバイト現場に来ている。


もちろん、客になり得ない。


せめて喫茶店なら、客になったのに、スーパーマーケットじゃあね。


「美香ちゃん、あの人達追い出して」


私・・・ですか?


「隼人の方が、適任かと・・・」


これ以上睨まれたくない。
< 18 / 26 >

この作品をシェア

pagetop