イケメン御曹司の秘密
「失礼ですが、どちら様でしょうか?」
「あなた様のお爺様から、あなた様をお連れするように、言い使ったものです」
「・・・お爺様・・・ですか?」
眉間にシワを寄せる私にろくな説明をする気はないらしく。
最もらしく、線香をあげると、わけがわからない私を、高級車に拉致した。
あまに突然のことで、さして抵抗もできない私の拉致は、難しくなかったはずだ。
「どちらに・・・」
「お爺様のところです。何もご心配入りませんよ」
そう、にこりともしない彼らに、不安をにならないのは無理だ。