イケメン御曹司の秘密


「失礼ですが、どちら様でしょうか?」


「あなた様のお爺様から、あなた様をお連れするように、言い使ったものです」


「・・・お爺様・・・ですか?」


眉間にシワを寄せる私にろくな説明をする気はないらしく。


最もらしく、線香をあげると、わけがわからない私を、高級車に拉致した。


あまに突然のことで、さして抵抗もできない私の拉致は、難しくなかったはずだ。


「どちらに・・・」


「お爺様のところです。何もご心配入りませんよ」


そう、にこりともしない彼らに、不安をにならないのは無理だ。
< 2 / 26 >

この作品をシェア

pagetop