私がこの世から消えた日
「泣くな、、お前を守れなかった、俺にも原因がある…」
石原は優しく話しかけてくれた。
私は大きく首をふる。
「なん…で…見えんの?」
幽霊なのに…死んでるのに…
「わかんねぇ…とりあえず、ここで話すとあやしがられるから俺ん家くる?」
え…マジ!?
「おいで…」
彼は私の掴めないはずの手を握り
家へと向かった。
その手は
掴めないはずなのに温もりが感じられた
とても
あたたかかった。