Sympathy For The Angel
「あと、私、椿さんに謝らなきゃいけないんです」
「ん?何?」
本当に申し訳なさそうな顔をして、ぺこりと頭を下げた。
「私、倒れる前の日、ほとんど寝てなかったんです。だから多分発作が起きたんだと思います」
「あ……。環境が変わって眠れなかった?」
若しくは、気を使い過ぎたのか?
だとすれば、やっぱり私の………。
「違います!この前の織り機にハマっちゃって、根詰めてビーズ織りを作ってたら、徹夜みたいになっちゃって……」
気が抜けたわたしはついちょっと美優紀を怒る。
「駄目じゃん!皆美優紀の体の事を心配してるんだから!もうやっちゃ駄目だよ!?」
しゅんと項垂れた美優紀に、今度は優しく声を掛けた。
「どんなの作ったの?見せて貰ってもいい?」
はい、と元気を取り戻した美優紀が隣の部屋から織り機と何かを持ってきた。
「椿さんに、と思って……」
「ミサンガ……?」
それは、見た感じがミサンガに見えるような長さと幅の織り物だった。
金色の地に、幾何学的な模様が入っている。
「一応ブレスレットなんです。椿さんはいつもダーク系の物を身につけていらっしゃるから、ゴールドが良いかなって」
恥ずかしげに美優紀が言った。
「ん?何?」
本当に申し訳なさそうな顔をして、ぺこりと頭を下げた。
「私、倒れる前の日、ほとんど寝てなかったんです。だから多分発作が起きたんだと思います」
「あ……。環境が変わって眠れなかった?」
若しくは、気を使い過ぎたのか?
だとすれば、やっぱり私の………。
「違います!この前の織り機にハマっちゃって、根詰めてビーズ織りを作ってたら、徹夜みたいになっちゃって……」
気が抜けたわたしはついちょっと美優紀を怒る。
「駄目じゃん!皆美優紀の体の事を心配してるんだから!もうやっちゃ駄目だよ!?」
しゅんと項垂れた美優紀に、今度は優しく声を掛けた。
「どんなの作ったの?見せて貰ってもいい?」
はい、と元気を取り戻した美優紀が隣の部屋から織り機と何かを持ってきた。
「椿さんに、と思って……」
「ミサンガ……?」
それは、見た感じがミサンガに見えるような長さと幅の織り物だった。
金色の地に、幾何学的な模様が入っている。
「一応ブレスレットなんです。椿さんはいつもダーク系の物を身につけていらっしゃるから、ゴールドが良いかなって」
恥ずかしげに美優紀が言った。