暴走メイド萌
あたしの目の前に広がる光景…

どんな悪党かと思ったら…萎びた爺さんやん

コイツが、お父さん達を…

あたしは怒りに震え拳を固めた。

「あ〜お嬢ちゃん…その人ただの通行人やから…」

気配を察したおっさんが教えてくれた。

え?

ここって?

何の事は無い。さっきの建物は通り抜けただけ…んじゃあ本当の目的地は?

「あの野郎…あんなトコで捕まってやがる」

おっさんの視線の先には検問に引っ掛かった一台の車が、おった。
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