私の片思い
「明日から美夏に触れられないから、今から思う存分触っとかないと」


そう言って、光一くんの手がスルスルと胸元に近づいてくる。


「ちょっ…待って!」


「待てない」

いやいや…待てないと言われても。

こっちにだって、心の準備ってものがあるんだけど。


光一くんはあたしの意志は、全く無視で、そのまま手を動かし続けてる。


「んっ!」

カプッ…


光一くんの唇があたしの口を塞ぐ。


ヤバい…

このキスは、いつもあたしを溺れさせる。


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