【続】朝の旋律、CHOCOLATE


眠い眠い、と。

隣の部屋は静かだけれど。



まさか一緒に寝ちゃってないよね…?



私はもう一度メールを読み返して。

きっと、このメールするのにも、相当勇気が必要だったんじゃないかな、なんて。


心が痛くなった。



だって。

真ちゃんが、私に黙って私のアドレスを教えたりするわけ無いし。



きっと、きっと。

この彼女、真ちゃんの携帯、見ちゃったんだ。


それから、多分。

私に送りつける、変態なメール、見ちゃったんだ。




例えば。

“今日のパンツは何色?”

みたいな、馬鹿らしいメールなんかを。

もしかしたら、私が毎回返す、“白”っていうだけの決まったレスも。

見ちゃったかも知れない。




そりゃあ…

穏やかでは…いられない、かもね?





……………
……………チクショウッ。

面倒なことばかり…ッ!!!




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