【続】朝の旋律、CHOCOLATE
二度と演れないと思った、イントラーダ。
金管八重奏。
コレが終われば、休憩。
前半4曲を、真面目に吹いた。
や、後半も真面目に吹くけど。
ちょっと唇が痺れて来たけれど、この金管八重奏だけは、失敗出来ない。
私と遼とが、この先、吹奏楽を続けられるかどうかの、瀬戸際にいた、曲。
私と哲とが、薄い壁越しの恋を、手にした、曲。
インパクトのあるこの曲は、決して難易度の高いものではなかったけれど。
一度は、哲に。
聴いて貰いたかった。
遼を含めた8人で作り上げた曲を、聴いて貰いたかったんだ。
原曲よりも、きつめに音を詰めた、私たちのイントラーダ。
哲。
私、主旋律、頑張るからね。