【続】朝の旋律、CHOCOLATE
私の、真ちゃんに対する態度。
これが、ひどく曖昧な好意を含んでいる事は、周知の事実。
恋ではない。
あまり、言いたくないし、認めたくはないけれど、これは。
信頼。
もちろん、哲は哲だ。
でも、同じくらい真ちゃんは真ちゃんで。
とっかえひっかえ彼女がいて。
ちゃんと、彼女が優先で。
彼女がいる間は、他の女の子に本気で手出しはしないのを、知っている。
…大好きなんだ。
哲とは違うところ、で。
だから。
またメール来たら、転送して。レスしなくていいから、と。
いつになく真面目に囁いて帰った真ちゃんが。
彼女になじられたり。
疑われたり。
信頼されないのを見るのは、とても嫌。
それだけの事をしているとは、思えない…んだもん。