【続】朝の旋律、CHOCOLATE




暑い。
でも、寒い。


浅い呼吸は速くて、こぼれ落ちてしまった精気は、脳天から更に絞り出すように抜けていく。


乾いて固くなって、砕け散ってしまったかのような思考は、何故か哲の肌の匂いを、錯覚させていて。


私、どんだけエロいんだ、と。

片隅に、感じた。




哲は、いつまで怒ってるだろう。



私が謝ったら、また。
抱き締めて、くれるだろうか。





体温が、足りない。







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