【続】朝の旋律、CHOCOLATE


した、ばかり。

そう…。
したばかり、なのは私も同じ。




「……っ」

「…全然イけんじゃん」


哲の指は、確認の為だけに、私を探る。

ほんの数時間前に、ぐったりと力尽きたはずの私の体は、あっと言う間に反応して。

切羽詰まった顔をしていたくせに淫靡に笑った哲の熱、を。


すんなりと、受け入れた。




「……ん…ぅ」

…ちょっ……やだ、やめて…!
どど…どうしてくれんの!
私まで…破廉恥な感じに……!

こっぱずかしいったらありゃしないじゃないか…ッ!




“最初はゆっくり気分を高めて”なんていう段取りなんか、まるで無視された、いきなりの“昨夜の続き”。

まさかの勢い、そのままに。

しっかりと応え始めてしまった、痛々しい事実。




「て、つ…!」


駄目だよ…っ!
も…すこし…そっと…に…!



ちょっと怖いくらいの強引な勢いに。
妙な幸せを感じてしまって。




……もう…駄目だ。
完璧Mじゃん私…………。

と。


…少しだけ、落ち込んだ。




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