【続】朝の旋律、CHOCOLATE


「ちょっ…真ちゃん!」


どうしたの!?
なんでいるの!?



真ちゃんの弾いたのは、2曲だけだったけれど。

私は楽屋から出てくるのを待ちきれずに、裏から飛び込んだ。




「おー、蜜、ちょっとは乳、膨らんだか?」

「なんでいるの!?」


「……相変わらずかぁ」

哲、ちゃんと揉んでやんなきゃ駄目じゃねーのョ。



「なんでいるのってば!!」

乳は揉んでも膨らまないよ!
哲のせいにすんな!



「や、ライブしようか、って言ったでショ?」

「言っ……たけど!」


まさかその為だけに来たの!?




「哲、腹減った」

「ちょっと真ちゃんてば!」

「蜜、ハンバーグまだ?」

「作れと!?」

「うん、いい加減作れ」




ちょっと哲!
真ちゃんてばワガママ!

チョー我が侭言うよ!!




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