陸上恋愛物語
「私が陸上を始めたきっかけは、新山先輩なんです。
私は、兄が陸上をやっていて、その迎えに行ったとき
先輩が走っているのを見たんです。
ただ、かっこいいなって思いました。
私もああいう風になりたいって思いました。」


「・・・そうなんだ。俺となんか似てるな。」

「私、・・・先輩がいなかったら、陸上をやっていなかったと思うし、今もマネージャーをやっていないと思います。
だから、今の私があるのは、先輩のおかげです。」



「なんか、ありがと。俺をかっこいいって思ってくれて、まじでうれしいよ?」


先輩・・・。

自分でも顔が赤いことに気がついた。

「なに照れてんの?」

めっちゃかっこいい笑顔で発する言葉・・・。


///

ドキッ

ますます、顔が赤くなっていく。

「べ、別に照れてなんかいませんよっ!?」

「お前ってホントかわいいな。」

笑顔がかわいいな・・・。









< 23 / 32 >

この作品をシェア

pagetop