桃橙 【完】
卑猥な唾液が交わる音が部屋を埋め尽くす。


安芸からの言葉を待ち望んだ俺は、安芸の膨らみに手を添えた。



「あ…あぁ…っ!」



膨らみに触れずに、頂を捻り上げる。


もう、たまらないというような顔で俺を涙ながらに見つめてくる。



「総さん…もっと…」


「安芸…」



そうして、安芸の膨らみに触れながら何度も唇に触れる。



「もっと…触って…」


「触ってる」


「………」



泣きそうになりながら、安芸は、ゆっくりと自分の服を捲り上げた。


そうすると、下着に包まれた柔らかなふくらみが目に入る。


その姿に笑みを零して、下着の上から安芸に触れた。



「ん、…ん…あぁ…」


「安芸…」



そのまま、安芸の柔らかな肌に口付けを落とす。
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