静かな涙【完】
初デート
私は、お姉ちゃんと浩司さん二人の姿を見て、その場を走り抜けた。




足がガクガクする…




駄目だ…



やっぱりもう駄目なんだ…




遅いんだ…



私が今さら何を言ったって…



涙がジンワリと滲み出す…




私は必死でジャージの袖で、涙を拭った…




さぁ…部活戻らなきゃ…




そして私は、水泳部の部室へ戻ろうと体育館の裏道を歩く…




その時だった…
< 130 / 248 >

この作品をシェア

pagetop