静かな涙【完】
顔を挙げて振り返ると…




そこには…





浩司が居たんだ…





緑色の傘からポタポタと滴を滴ながら…





『………』






「………」





何故か…






言葉がでない…





でも…





行かなきゃ





って…





ここに居たら駄目だって…




私は、再び腰を上げる。





行かなきゃ…





浩司の側には居られないんだから…




今も…


この先も…
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