静かな涙【完】
『ただいま‥』
玄関に入り靴を脱ぐ。
お母さんが、慌てて出てきた。
『ちょっと、あなた昨日はどうしたの?
電話にも出ないし、心配したんだからね‥!お姉ちゃんも心配してたのよ?』
『ああ、ごめん。昨日は友達の家で勉強していたんだ。
携帯は学校に忘れてたみたい』
と適当な嘘を着いた。
『これからは連絡ちゃんとするのよ?お姉ちゃんにも謝って来なさい。
リビングにいるから。』
お母さんがため息を着きながら言った。
私は、今はお姉ちゃんとは会いたくはなかったけれど‥
リビングの扉を開いた。
お姉ちゃんはテレビを見ているのか、私に背を向けてソファーに座っている。
『あ・・あの、お姉ちゃん。心配掛けちゃってごめんね。
友達のところに泊まってたんだ。』
お姉ちゃんは、私の方へは振り返らず
『そう、友達のところへ行ってたんだ…』
と言った。
『う、うん。じゃあ、あまり寝てないから寝て来るね』
と急いで私は部屋を後にする。
お姉ちゃんが振り返らなくて良かった。
どんな顔をして会えばいいのか解らないから。
胸の中がモヤモヤする…
罪悪感?
喪失感?
それともこの気持ちはなんだろう…
世間が聞いたら私がとった行動は『最低』
こう言われても仕方ないだろう。
だけど…
今日が最後で、気持ちは切り替えると決めたんだから
許してね‥
お姉ちゃん。
心の中でそう呟いた。
玄関に入り靴を脱ぐ。
お母さんが、慌てて出てきた。
『ちょっと、あなた昨日はどうしたの?
電話にも出ないし、心配したんだからね‥!お姉ちゃんも心配してたのよ?』
『ああ、ごめん。昨日は友達の家で勉強していたんだ。
携帯は学校に忘れてたみたい』
と適当な嘘を着いた。
『これからは連絡ちゃんとするのよ?お姉ちゃんにも謝って来なさい。
リビングにいるから。』
お母さんがため息を着きながら言った。
私は、今はお姉ちゃんとは会いたくはなかったけれど‥
リビングの扉を開いた。
お姉ちゃんはテレビを見ているのか、私に背を向けてソファーに座っている。
『あ・・あの、お姉ちゃん。心配掛けちゃってごめんね。
友達のところに泊まってたんだ。』
お姉ちゃんは、私の方へは振り返らず
『そう、友達のところへ行ってたんだ…』
と言った。
『う、うん。じゃあ、あまり寝てないから寝て来るね』
と急いで私は部屋を後にする。
お姉ちゃんが振り返らなくて良かった。
どんな顔をして会えばいいのか解らないから。
胸の中がモヤモヤする…
罪悪感?
喪失感?
それともこの気持ちはなんだろう…
世間が聞いたら私がとった行動は『最低』
こう言われても仕方ないだろう。
だけど…
今日が最後で、気持ちは切り替えると決めたんだから
許してね‥
お姉ちゃん。
心の中でそう呟いた。