静かな涙【完】





---------
-------



『ほんとにそれでいいの?』


誰も居なくなったリビングでお母さんと話し合う。



『うん。』


『そんな遠いところまで行かなくても・・』


『もう、決めたんだ。お母さんごめんね。』



『・・・そう。貴方が決めた事なら反対はしないわ。』




お母さんは、悲しそうな顔をしながら、それでも賛成してくれた。



我ながら、お母さんには迷惑ばかり掛けているけど、理解ある母でよかったと、つくづく思った。


< 217 / 248 >

この作品をシェア

pagetop