静かな涙【完】
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『ほんとにそれでいいの?』
誰も居なくなったリビングでお母さんと話し合う。
『うん。』
『そんな遠いところまで行かなくても・・』
『もう、決めたんだ。お母さんごめんね。』
『・・・そう。貴方が決めた事なら反対はしないわ。』
お母さんは、悲しそうな顔をしながら、それでも賛成してくれた。
我ながら、お母さんには迷惑ばかり掛けているけど、理解ある母でよかったと、つくづく思った。