静かな涙【完】
『うん!じゃあ私、浩司の為にお弁当作るから!』



「ありがとう。でもスイカだけは一緒に入れないでくれよ。この前の弁当、スイカの汁だく弁当だったからな」




浩司がニヤリッと笑った。




『もーぅ!わざとじゃないんだからっ!』



ぷーっと膨れる私の頭を浩司はクシャクシャと撫でてくれた。





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