静かな涙【完】
浩司の思い
「よいしょ…真紀子さん大丈夫?」



『うん。ありがとうね。浩ちゃん』



俺は、退院した真紀子さんを連れて、真紀子さんの自宅まで送る…



『久しぶりの家だー』


真紀子さんが喜んでいると何故かホッとする…



喜ぶ真紀子さんとは裏腹に…車椅子姿が見ていて痛々しい…



俺が傷つけたんだ…




そう…



俺はこの罪を一生背負って生きて行かなきゃいけないんだ…



―――――――
―――――



『ただいま~』



『お帰り~疲れたでしょ』



真紀子さんとお母さんのやり取り…




俺は、見ていて微笑ましく思う…




ふと裏庭の方から黒い煙が見えた…




俺は荷物を取りに行くふりをして裏庭へ回る…
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