静かな涙【完】
そんな頃、浩司さんと出会った…




浩司さんは、一年の教室に部活の勧誘として
一つ一つの教室を回っていたのだ…



浩司さんは、水泳部で真っ黒に焼けた肌と
裏腹に真っ白な歯が印象的だった…



「3年2組の村田浩司でーす。水泳部の部長しちゃってまーす。
もう滅茶苦茶、部員募集しちゃってるんだからー♪待ってるよん」



浩司さんと数名の水泳部員は、海水パンツ一丁で、
教室の皆を笑いの渦へと引き込んだ。


一気に、クラスの緊張がほぐれた気がした…



私は、初めて見る【男性】としての
真っ黒な裸体にドキドキして…




浩司さんから目が離せなかった…




完全な一目惚れだった…

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