椿山亜季人の苦難日記
「今日の昼の新幹線!!吉原が乗る便も知ってる!」
「えっ?」
「会いにいきなよ!」
「何言ってっ…」
不快そうな顔をする日和ちゃん。
「言わなきゃダメだよっ。文句だってなんだって、本気で好きになったんなら、ちゃんと!」
ばかだなって自分でも思うよ。でも、しかたないじゃない?だって…
「俺は、日和ちゃんが大好きだから。」
ずっと好きだから。
「だから、幸せになってほしいんだ。」
日和ちゃんがまた、泣き出しそうな顔をして、握っていた手に力が入る。
「亮介くんっ…ありがとう!」
泣きながら、花のように笑った。
「早く!」
小さな手がほどけて、彼女は扉の向こうへと消えていく。
「…あーあ…。」
俺はその場に座り込む。
「えっ?」
「会いにいきなよ!」
「何言ってっ…」
不快そうな顔をする日和ちゃん。
「言わなきゃダメだよっ。文句だってなんだって、本気で好きになったんなら、ちゃんと!」
ばかだなって自分でも思うよ。でも、しかたないじゃない?だって…
「俺は、日和ちゃんが大好きだから。」
ずっと好きだから。
「だから、幸せになってほしいんだ。」
日和ちゃんがまた、泣き出しそうな顔をして、握っていた手に力が入る。
「亮介くんっ…ありがとう!」
泣きながら、花のように笑った。
「早く!」
小さな手がほどけて、彼女は扉の向こうへと消えていく。
「…あーあ…。」
俺はその場に座り込む。