椿山亜季人の苦難日記
つまりは、そうゆうことなのか?



独りが好きだった俺が、誰かに関わったり、


人に興味を持ったり、


誰かとの未来を望んだり…



だから怖いんだ。



俺は選びたいと思ってしまったから。




「そうか…。」


小さく頷いて、千歌に続いた。


ねぇ、君の気持ちも変わる日がくる?



声に出すつもりもない言葉を、頭の中で繰り返しながら。








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