椿山亜季人の苦難日記
青い鳥は家の中(p14-
長めの柔らかそうな黒髪が、顔をおおった。
日和ちゃんは、顔を上げて軽く髪を押さえる。
やわらかい瞳で、遠くをみやる。
―絵画みたいだ…―
前からそう思ってはいたけど、ホントにこの子、可愛い顔してるな。
ぼぉっと見てる俺は、どんな顔をしていたんだろう。
日和ちゃんは、俺に気付いて、プッとふいて笑った。
そこで『クスッ』って笑わない台無し具合いが、この子の良さかなって思うよ…。
「どうしたの?亮介くん。ぼぉっとして」
声をかけられ、隣に座った。
「日和ちゃんにみとれてた!」
ぶっちゃけてしまうと、日和ちゃんはキョトンとして、すぐ何かに気づいたように慌てて言った。
「わわわ私っ、もしかしてぱぱパンツ見えてた!?」
「えっ違う、ちがう!!もっ冗談だよ!!」
「何だぁ、ビックリさせないでよ…。」
「いや、そちらこそ…。」
なんでそうなるんだ…。
日和ちゃんは、顔を上げて軽く髪を押さえる。
やわらかい瞳で、遠くをみやる。
―絵画みたいだ…―
前からそう思ってはいたけど、ホントにこの子、可愛い顔してるな。
ぼぉっと見てる俺は、どんな顔をしていたんだろう。
日和ちゃんは、俺に気付いて、プッとふいて笑った。
そこで『クスッ』って笑わない台無し具合いが、この子の良さかなって思うよ…。
「どうしたの?亮介くん。ぼぉっとして」
声をかけられ、隣に座った。
「日和ちゃんにみとれてた!」
ぶっちゃけてしまうと、日和ちゃんはキョトンとして、すぐ何かに気づいたように慌てて言った。
「わわわ私っ、もしかしてぱぱパンツ見えてた!?」
「えっ違う、ちがう!!もっ冗談だよ!!」
「何だぁ、ビックリさせないでよ…。」
「いや、そちらこそ…。」
なんでそうなるんだ…。