椿山亜季人の苦難日記
世界の違った見方、

人の楽しさ、

痛み、ぬくもり、


教えてくれたのは、君だった。


「一緒に、もっとたくさんのこと知っていきたいんだ。」


たとえ、別の地でも。


「言ったよね?そのままの千歌ちゃんでいいって。」


君の見る世界が好きだ。



千歌の腕が、強く背中を抱いた。

掴んだものは、あたたかった。











「ねぇ、空を描いてよ。」








【第四章:END】



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