椿山亜季人の苦難日記
内気な女の子の日記(p45-
あぁ、今年もか…。
『学級委員 田崎日和』
高校3年4月、私は3度目の学級委員となりました。
【内気な女の子の日記】
本当はあんまり、学級委員の仕事は好きじゃない。
よっぽどじゃないと、よく知らない人と話なんて出来ないし、
結構、人に流されがちだし…。
どうして皆、私を選ぶんだろう?
「そりゃあ、日和が聞役うまいし、上手に世話やけるからでしょ。」
しれっと、千歌がいった。
「そんなの、学級委員の仕事じゃないのに…。」
嫌がらずにやる子って思われるのかな。
「しっかりしてると思われてるんだよ~、成績もいいし!」
亮介くんが、熱弁する。
「友達がさ、日和ちゃんにグチりに来たり、頼ったりするのは、それだけ信用してるってことじゃん?」
読んでいた本を閉じて、亜季人くんが言う。
『学級委員 田崎日和』
高校3年4月、私は3度目の学級委員となりました。
【内気な女の子の日記】
本当はあんまり、学級委員の仕事は好きじゃない。
よっぽどじゃないと、よく知らない人と話なんて出来ないし、
結構、人に流されがちだし…。
どうして皆、私を選ぶんだろう?
「そりゃあ、日和が聞役うまいし、上手に世話やけるからでしょ。」
しれっと、千歌がいった。
「そんなの、学級委員の仕事じゃないのに…。」
嫌がらずにやる子って思われるのかな。
「しっかりしてると思われてるんだよ~、成績もいいし!」
亮介くんが、熱弁する。
「友達がさ、日和ちゃんにグチりに来たり、頼ったりするのは、それだけ信用してるってことじゃん?」
読んでいた本を閉じて、亜季人くんが言う。