Again -もう一度恋して-
翌日の朝、会社に着きエレベーターの手前で肩をぽんと叩かれた。
琴美だった。
「おはよう」
「おはよう琴美。昨日の事なんだけど会社を出たら中林さんがいてね。でも待ち合わせしていた訳じゃないんだよ。私、ちゃんと断ったし……」
昨日の事を説明しようとした。
「分かってる。
ヒロ待ち伏せしてたんだよね。
真奈美、気にしてたんでしょう?
私は大丈夫だからね」
「琴美、ごめん」
「だから大丈夫だって。またお昼休みにね」
「うん」