Again -もう一度恋して-

再会した彼は昔の颯ちゃんとは違う本当に素敵な男性になって私の前に現れた。
今の立場や環境が二人の間に昔はなかった距離の差を感じていた。
でも……


「颯ちゃん、やきもち妬いてるの?」


「ばっ……妬いてない」

からかうと慌ててる。
颯ちゃんの顔が赤い。


「そうなんだ。
でも、顔が赤いよ?」


そう私が言うと更に赤くなった。
こんな颯ちゃんを見るのは初めてだよ。


可笑しくなって笑ってたら睨まれた。



「何?どうして笑ってる?」


「だって……そんな困った顔の颯ちゃん初めてだから……」


あっ……。
軽く肩を押されソファーに押し倒されて颯ちゃんが上に乗って来た。



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