Again -もう一度恋して-
「大丈夫だよ。でも、そういう事ならメールか電話してくれれば良かったのに」
「会いたかったんだ。それに―――」
私の唇は塞がれて息も吐けないくらいに激しく長い口づけをされた。
やっと解放された後は、息を何とか整えて足に力を入れてかろうじて立つ。
ちょっと待って……ここは会社でしかもこんな事をしたら、まずいんじゃないの……。
「颯ちゃん、ここは会社だよ」
「だから、途中で止めたんだよ」
「私が言いたいのは、そういう事じゃなくってっ」