Again -もう一度恋して-
「君のロッカーから出てきたそうだ。
何か言いたい事はないか?」
ここへ来てから余裕の表情をしていた彼女も今は青ざめた顔で震えている。
もう何も言えないようだった。
「君がやったんだな?」
「も、申し訳ございません……」
やっと認めた。
自分のロッカーから証拠が出てきたんじゃ認めるしかないよな。
彼女は涙目になりながら必死に許して下さい、クビにしないでくださいと繰り返した。
さて、どうしようか……。