Again -もう一度恋して-


「……颯ちゃん?」


真奈美の前に立つと緊張が解けたようで潤んだ瞳で見つめている。



その顔は反則だって……。



今すぐ腕の中に閉じ込めて、ずっと真奈美の体温を感じていたい。



行動に移す前に頭を振って昂りそうな感情を何とか抑え込んだ。



「今回の事は解決したから気にしなくていいからな。
解ったなら戻っていい」



「ありがとう颯ちゃん」



真奈美は安心した表情で戻って行った。

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