Again -もう一度恋して-
一晩中、颯ちゃんの腕の中で過ごす事になるなんて思わなかった。
元カレは一晩中、抱いていてくれたことなんてなかった。
自分が満足すれば、すぐに私から離れて携帯をいじったり、すぐに眠ってしまったり、だからずっと、そういうものだと思ってた。
私は聡にとって満足できれば、それでいいだけの存在だったんだよね……。
今更だけど本当に馬鹿だったな聡の本性を見抜けなかったなんて……。