Again -もう一度恋して-
颯ちゃん、強引だよ。
私は断る事も出来ないの?
「では白石さん、こちらへ来て下さい」
「はい」
仕方なく後について秘書室に向かった。
秘書室に入って行くと中に居る人達が一斉に振り向いて私を見た。
圧倒されて一歩後ろに引いてしまう。
うっ……総務課に早く戻りたい。
更に中に進んで行った岡崎さんは振り向いて私が入り口から一歩も動いてないからか怪訝な顔でこっちを見てから手招きした。
「白石さん?こっちにきて」