Again -もう一度恋して-
「今日は、颯ちゃんとあまり話せてないでしょ……。
だから……もう少しだけ―――」
「真奈美、寂しかったの?」
颯ちゃんは私のテーブルの方に回って来るとチュッとおでこに口づけした。
颯ちゃんと視線を合わせた。
「……ったく、俺がどれだけ我慢してると思っているの」
「……!?」
今度は唇が塞がれた。
今日は近くに居たのにお母さんや斗真に占領されていてずっと颯ちゃんとの距離を感じていた。
だから、同じ家の中に要るのに寂しかったんだ。