Again -もう一度恋して-


颯ちゃんはそんな事しない。
颯ちゃんは……。



「君なら分かってくれると信じているよ。
仕事の途中呼び出して悪かったね。
秘書室に戻りなさい」




足に力が入らない、それでも何とか社長室を出た。



『君の事は遊びだったんだよ』


『お前とは遊び!』


頭の中で響いた言葉はナイフのように突き刺さって痛くて苦しくて……。



「大丈夫?顔が真っ青だよ。具合悪いの?」


秘書室に戻った所で田辺さんに声を掛けられた。



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