Again -もう一度恋して-
「岡崎さん、もしかして社長と私の事を―――」
岡崎さんは何も言わずに、微笑んだ。
「今日はしっかり休養を取って明日は遅れた分ちゃんと仕事してもらいますからね」
岡崎さんの言葉に甘えて半休を取った。
まっすぐに家に帰る気になれなくて家とは逆の大通りに出て幾つかお店を見て回った。
最後に本屋に入って雑誌を見て次に料理本を手に取って適当にパラパラとページを捲った。
「真奈美ちゃん?」