Again -もう一度恋して-
名前を呼ばれて顔を上げると中林さんがいた。
「中林さん!」
いつかの待ち伏せされた時の事を思い出してちょっと気まずい。
「そんな顔しないでくれる」
「ごめんなさい」
「謝ってほしい訳じゃない」
また気まずい空気が流れて堪えられなくなり。
「私、そろそろ、行かないと」
お店から出ようと中林さんの横を通った。
「ちょっと待って」
お店を出た所で、腕を掴まれた。
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