Again -もう一度恋して-



帰ろう。



家に帰って気持ちが落ち着いたら颯ちゃんに電話しよう。



そう思って皆に帰る事を言おうとした。


「彼氏、来たみたいだけど」



中林さんはそう言って急に私の肩に手を回して来た。



「なっ、離して下さい」



私の目にも、こっちに向かって来る颯ちゃんの姿が見え焦って中林さんから離れようとしたけれど……。



「いいから、このままで」


ニヤッと笑いながら更に力を入れて掴まれてしまう。


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