Again -もう一度恋して-
出社して直ぐに岡崎さんを呼んだ。
「社長、お呼びですか?」
「ああ、白石真奈美を専務の秘書につけてほしい」
「ええ?急にどうしたんですか?」
「事情が変わった。頼む」
「でも……社長はそれでいいんですか?」
「……言ったはずだ。
事情が変わったんだ。何も聞かずに言う通りにしてくれないか」
「社長……分かりました。これから白石さんに伝えてきます」
真奈美を専務の秘書にした事に後悔はない。
今は、こうする事が一番いいんだ。