Again -もう一度恋して-
私も何か飲みたくて温かいお茶をいれてテーブルに座った。
「姉ちゃんさぁ、颯太さんと何かあった?」
ドキッとした。
「何にもないよ」
「でもさぁ、ちょっと前まで週末はいつも颯太さんの所に泊まっていたじゃん。
最近、行ってないみたいだし喧嘩でもしたのかよ?」
「喧嘩なんて、してないよ。
……ただ、お互いに忙しくて、なかなか会えないだけ今日だって残業だったし……」
「本当に、仕事が忙しいだけ?」
「しつこいよ。
そうだって言っているでしょ」
「ふーん、そうなんだ」