Again -もう一度恋して-
仕事を終えて車に乗り込む。
動き出して直ぐに携帯電話が鳴った。
斗真……。
「はい」
「颯太さん、久しぶりだね。
全然うちに来てくれないし、あっ、姉ちゃんから忙しいって聞いてはいるけど……。
また颯太さんと話したいんだけど近いうちに会えないかな?」
斗真とは明日会う約束をした。
次の日、斗真はマンションにやって来た。
「颯太さん、今日は二人で呑もうと思って―――」
斗真は買ってきたお酒や食べ物をテーブルに出した。
「颯太さん、とりあえず乾杯でいいかな?」