Again -もう一度恋して-
「はぁー……」
そのまま、玄関に向かい望月の家を出た。
マンションに帰り、暫くすると携帯電話が鳴った。
表示された名前は待っていた人からの電話だった。
暫く話して電話を切り、そのまま沈むようにソファーに座る。
「……疲れた」
ソファーに身体を預けて軽く目を瞑る。
そのまま、眠りに落ちた。
『颯ちゃん、颯ちゃん』
真奈美?
『颯ちゃん、好きだよ』
好き?それなら何で離れて行ったんだよ?
『ごめんね。もう会えないよ。
颯ちゃん……さよなら』
ちょっと、待てよ。
真奈美行くな……。
「真奈美!!」
はっとして目が覚めた。
「夢か……」