Again -もう一度恋して-
喫茶店から戻って仕事をしながらも落ち着かなかった。
今日は偶然岡崎さんに助けて貰って何とかなったけど。
これで解決したわけではなく、あの人達は私が辞めるまで諦めなさそうだし……。
5時になり片付けて帰ろうとすると岡崎さんに呼び止められた。
「話したい事があるから残ってくれる?」
「はい」
今日は残業で残る人はいなくて私と岡崎さんの二人きりに、なった。
「白石さん、安心して、もう辞めなくても大丈夫よ」
「え?」
「多分、兄達も何も言っては来ないと思うけど」
「私は、辞めなくてもいいって事ですか?」