Again -もう一度恋して-


喫茶店から戻って仕事をしながらも落ち着かなかった。


今日は偶然岡崎さんに助けて貰って何とかなったけど。


これで解決したわけではなく、あの人達は私が辞めるまで諦めなさそうだし……。



5時になり片付けて帰ろうとすると岡崎さんに呼び止められた。


「話したい事があるから残ってくれる?」


「はい」


今日は残業で残る人はいなくて私と岡崎さんの二人きりに、なった。



「白石さん、安心して、もう辞めなくても大丈夫よ」



「え?」


「多分、兄達も何も言っては来ないと思うけど」


「私は、辞めなくてもいいって事ですか?」



< 371 / 449 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop