Again -もう一度恋して-



後輩君は立ち上がると私に鋭い視線を向け総務課に戻って行った。



なんか、ライバル視されてる……。


「ごめんね真奈美、落ち着かなくって。

あいつ仕事の飲み込みが早いし教えるには苦労しないんだけど……変になついちゃって困ってるんだよね」



「琴美の事をかなり好きみたいだね。私、お邪魔虫みたい。さっきも鋭い目付きで後輩君に睨まれちゃった」



「真奈美が邪魔なんてありえないよ、それよりっ、真奈美を睨んだの?
ふざけたヤツ……。戻ったらアイツにお返ししとくね」



琴美はニヤッと黒い笑みを浮かべて何かを考えているようだ。



なんだか楽しそうに見える。



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