Again -もう一度恋して-
決意
あの日、電話を切って振り向くと真奈美は居なくなっていた。
直ぐにマンションを出て追いかけると真奈美は直ぐに見つかった。
「何で勝手に居なくなってんの話し終わってないだろう」
「ごめんね、でも私、やっぱり無理だよ」
「無理って何が?」
「颯ちゃんの隣にずっといる自信ないの。
颯ちゃんのお父さんに反対されているから、なおさら一緒には、いられないよ」
掴んでいた真奈美の手を放した。
だけど別れを受け入れた訳じゃない。
こんな事で別れるつもりはないんだ。
だけど真奈美があの人のせいで不安になっている。
これ以上、俺達の邪魔はさせない。